自分には関係ないからって安易な気持ちでクレームしないでくれ…。
何で急にこんなことを書いてるかというと、数年前から牛を襲撃しまくっていた「OSO18」というヒグマが少し前にようやく駆除されたのですが、それに対して苦情が来ていたという記事を見かけたからです。
ヒグマ「OSO18」駆除に苦情相次ぐ、ほとんどが北海道外 「ハンターが萎縮」の懸念も – 社会 : 日刊スポーツ
上のリンク先にも書かれてるし散々色んなところで言われてるので知ってる方も多いと思いますが、抗議の連絡はほとんどが「熊が出没しない地域」から来てるらしいです。
ひょっとしたら中には実物を見たことすらない人もいるのかも。
今時ちょっと探せば映像がいくらでも出てくるんだから「全く見たことがない」なんてことは無いと思いたいですが。
もしプーさんみたいな生き物だと思ってるなら想像力が足りてなさすぎです。
動物園では大人しそうに見えるライオンやトラだって、野生なら近づいたら危ないって分かりますよね。
クレームに関してネットでよく見かけるのは「可哀想」という理由ですが、「頻繁に人里に降りてくるようになった」「家畜・人が襲われた」など駆除されるのにも色々な理由があります。
猟師の方々だって殺したくてやっているわけじゃないんです。
動物を好きなのはとてもいいことだと思いますけど、駆除に至った経緯を無視しないでください。
「なにも殺さなくても、麻酔銃で眠らせて捕獲すればいいじゃん!」っていう人はこちらの漫画が分かりやすいと思うので見てみてください↓
クマを射殺した時に「麻酔銃で捕獲できなかったのか」と議論になりますが、自分なりに調べた麻酔銃の理想と現実を漫画にしました。 pic.twitter.com/RPUSN1OCg0
— ねんまつたろう (@KITASAN1231) October 20, 2020
「殺す以外に方法は無かったのか」という人は、まず自分で代替案を出して、本当にそれが現実的に可能かどうかをよーーーく考えてみましょう。
ちなみに私は思いつきませんでした。
正直共存なんてとても無理だと思います。
前に遊びに行った「ベア・マウンテン」みたいにガチガチの管理体制でしっかり隔離するなら大丈夫かもしれませんが、捕獲だって簡単じゃないし管理できる数にも限度ってものがあります。
もし批判が原因で駆除してくれる人たちがいなくなったりしたら、熊が多い地域に住んでいる人は非常に困ります。
ハンターの方々には理不尽なクレームなんかに屈せずこれからも頑張って欲しいですね…。
おわり!
コメント