「琴線に触れる」は怒りの意味ではない | 今日のアイスはバニラ味

「琴線に触れる」は怒りの意味ではない

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「琴線に触れる」が怒りを買ってしまう的な意味だと思っている人が結構な割合でいるらしいという話を見かけました。

多分だけど「逆鱗に触れる」と混同しちゃってるんだと思う。

「触れる」しか似てる部分無いけど。

本来は良い意味の言葉で、感動した時なんかに使う言葉です。

私は「琴の線に触る→綺麗な音がなる→感動する」みたいな感じで覚えてました。

言葉なんて相手に伝われば何でも良くね?と思ってるので厳密な意味とかは別にどうでもいいんですが、感動と怒りという真逆の意味で捉えられかねないとなるとちょっと厄介ですよね。

仮に「あの映画琴線に触れたわ~」なんて言われたとして、自分は「そんなに良い映画だったんだ」と受け取るのに対して、もし相手が「面白くなくて腹が立った」という意味で使っていたら会話が嚙み合わない。

この言葉に限らず、同じ日本人でも人によって意味が大きく変わっちゃう誤用が世の中にたくさんあるって考えたらやっぱり日本語って難しいですね。

ちなみに琴線の読み方は「きんせん」です。

「ことせん」じゃないよ。

私も文章の中でしか見たことなかった時は「ことせん」だと勘違いしてましたが。

だって楽器の琴は「こと」って読むじゃんか。

会話の中で「琴線に触れる」なんて聞く機会は少ないし。

何がきっかけで間違いに気づけたのかは忘れたけど。

一般人が日常会話のどんな場面でわざわざ「琴線に触れる」を使うのかあまりイメージが湧きませんが、知らないよりは知っていた方がいいですね。

おわり!

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